お気に入りジュエリーショップのブリリアンス+でオーガニックパールの取り扱いが始まって取材に行ったのをきっかけに、独学で書籍やウェブショップを参考に真珠のことを勉強しています。取材をしたときにもちろん、ブリリアンス+でも説明を聞いたのですが、うのみにはしたくありません。こう見えても私、理系ですから。(^-^)
(関連記事): 『真珠を選べるようになるために。本とWEBで勉強中です』と、
『花球の真珠ネックレス そのBest of Best Pearlネックレスが格安に買えちゃうのが さすがブリリアンス+だと思う。』、 『越し物で無調色のアコヤ真珠ネックレスだから数量限定。』
"越し物で無調色のあこや真珠が希少・貴重"で高級品として扱われることに、なぜ?と疑問を持った私は、先日の記事『無調色できれいは希少。あこや真珠の調色はふつうのこと』で、なぜ無調色?に着目していました。
そこで今回は、なぜ越し物?に着目して整理したいと思います。
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その昔、真珠が宝石として見られるようになったのはおそらく、手にした貝を開いたときに美しい丸い珠が入っていたのを偶然発見したというのが、きっかけだったことでしょう。一方で、この頃に宝石として扱われている真珠に、真の天然真珠というものは、ほとんど扱われていないのが現状です。ごく一部を除き、養殖真珠。
養殖真珠は、あこや真珠の場合、まずあこや貝そのものを育て、そこに真珠の中心となる核を入れ、核のまわりに真珠層が巻かれるまで育てていきます。
↓↓あこや貝に真珠の核入れの作業をしているようす。 (このページの2枚の写真は、ジュエリーショップブリリアンス+の「あこや真珠ができるまで。」というページからお借りしています)
真珠層が巻かれた頃、あこや貝が浜揚げされます。
浜揚げされたあこや貝から取り出され、さまざまな工程を経て、あこや真珠がジュエリーとして扱われるまでとなっていきます。
あこや真珠があこや貝に入った状態で育てられる期間(養殖期間)は、1年未満のもの(10か月前後)が中心です。1年未満の養殖真珠は「当年もの」とよばれ、特段に「越しもの」と扱われないあこや真珠は、基本的に「当年もの」になっています。「当年もの」が大多数ということですね。
あこや真珠の構造からみていくと、